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神道と大麻の神聖な関係Shinto and Cannabis: A Sacred Connection

日本独自の信仰である神道と、日本文化の関係の歴史、さらには現代日本人のライフスタイルにどのように関係しているかについて、関心を寄せる読者も多いでしょう。そこで今回は少し違った角度から、神道と大麻の切り離すことのできない深い結びつきについて見ていきます。是非、ここでの知見を元に日本の神社を訪れて、かつて大麻が活用されていた神道の痕跡を発見してください。

「神道と大麻」と聞くと、その関係性に驚かれるかもしれません。しかし、実は大麻と日本人の関係は、12,000年以上にも及びます。このことは、神道が生まれる遥か昔から、日本人の祖先は大麻と文化的な関係を築いていたことを示しています。

長い歴史においてライフスタイル全般で活用されてきた大麻は、日本人にとって生活の一部であり、人生の重要な構成要素でもありました。この文化的な歴史が深く発展した後で、神道は生まれます。神道は、近代以降に宗教として成立した事実はありますが、歴史的観点から見ると、読者にも馴染みの深いキリスト教や仏教などと比べて、同じとは言い難い性質があります。むしろ神道は宗教というよりも、日本人が実際に行う日常生活それ自体に深く根ざして形成されてきました。つまり、日本人の実際生活それ自体が神道の本質だと言えます。そうした歴史背景を前提すれば、遥か昔から日本人の生活に欠かせない存在となっていた大麻が、自然に神道に取り入れられたことも理解できます。

そして興味深いことに、現在でも神社に出向くと、かつて大麻が使用されていた痕跡を随所で知ることができます。ここで「かつて」と前置きが必要な理由は、第二次世界大戦後に日本では大麻が厳格に禁止されたことが影響しています。今日では神社において、ほとんど大麻は使用されておらず、99%は紙やプラスチックなど、他の代替素材を利用しています。

かつて神事に大麻が活用されていた痕跡は極めて多様ですが、代表的なところを今回は挙げておきます。ぜひ、日本旅行で神社に立ち寄った際には、この辺りを注意して見てください。誰でも容易に発見することができます。

1.「大幣」: これは神社の神職が神事などで用いる道具(正確には「祓い具」)です。現在では大麻繊維の国内生産量が少なく希少であるため、大部分の神社では素材を紙などで代替しています。大幣は神社で行う「厄払い」や「お祓い」の儀式で使用される一般的な道具であり、どこの神社にもあります。大幣を神職が振ることによって、神社に訪れた参拝者を厄災から守ったり、日常的に行われる神事の前に「穢れ」を祓って心身や場を清めます。そして実は、この「大幣」という漢字はかつて日本語でcannabisを意味する「大麻」が使用されていました。

2.「御幣」: これは神棚や神社の祭壇に供える神聖な飾り物です。こちらも現在では紙などで代替していますが、かつては大麻の繊維が使用されていました。御幣は古くから「神の依り代」(神が宿る物)と信じられて信仰されてきました。

3.「大麻と塩」: かつて神道の「御祓い」では、大麻と塩をセットで使い、心身や場を清める習慣がありました。今日でも、日本人は厄払いのために「塩を撒く」ことを日常的に行っており、例えば引越しの際には新しい住居の玄関口に塩を撒きます。もともとこの習俗には塩に限らず、乾燥させた大麻の葉や茎を束ねたものが欠かせませんでした。今でも神社、あるいは民家などでは小皿に塩を載せて置いています。

4.「御饌」: 現存最古の書物である『古事記』(712年成立)や『日本書紀』(720年成立)によると、大麻はもともと神々に捧げる「神聖な供物」であったことが記されています。伊勢神宮では重要な神事の際、お祓いが終わると御饌が供えられ、神に対する祈りが捧げられます。

5.「しめ縄」: 現在ではほとんど使用されませんが、かつては神社の入り口にあたる鳥居などに設置されるしめ縄には、大麻の繊維が使用されていました。ただし、出雲大社は大麻の繊維ではなく、「真菰」という別の植物繊維をしめ縄に用いており、こちらは現在でも使用されています。また神事の一種である各地の祭りにおいても、神輿の縄には大麻が使用されていました。

6.「神職や巫女の装束」: 今日では使用される事は殆どありませんが、かつては一般的に使用されていました。現在では伊勢神宮や出雲大社などの代表的な神社の一部や、天皇の関わる重要な神事の際に用いられる程度です。

これらが現在でも確認できる「かつて大麻を使用していた痕跡」ですが、残念ながら大麻製の道具を用いて神事を行う神社は現在ではほとんど存在せず、また仮に存在しても、一般的にそのような神事を受けることのできる機会はほとんどありません。また神道における大麻の活用法はこれだけに限らず、様々な祭りや儀式において使用されていました。

例えば多くの読者が関心を寄せるであろう大麻の摂取に類似する説話として、実際に大麻を燃やして行う神事が各地に多々あったことが知られています。これにより、人々は大麻の有効成分を吸引し、陶酔状態に入って夜通し踊り続ける祭りを行なっていました。

他にも、平安時代の律令制度を記した『延喜式』(927年成立)でも、大麻は宮中で天皇が関わる祭祀や、各地の神社の祭りでも広く使用されていたことが記録されています。その使用は神々を降臨させる貴族的な神事に限らず、一般庶民次元でも、故人を迎える日本の代表的な習俗である「お盆」にも通じています。このように、戦前までは大麻を燃やして人々が祭りを行うことは一般的でした。大麻は単に人々をハッピーにするという現代的な目的というよりは、むしろ神や死者の魂を鎮めるための力を持っていたと考えられます。

特に天皇と大麻の関係も深く、天皇が関与する重要な神事などでも、大麻は多様に活用されていました。こちらは、今でも部分的に活用されています。このように、大麻は神道と切り離せない重要性を持っており、大麻なしに神事も祭りも存在し得なかったことが見えてきます。これはつまり、日本人の信仰の奥深くにまで大麻が関わっていたということです。それは1万年以上も続いた関係でしたが、戦後に大麻が禁じられたことで極端に衰退します。

今日では形骸化した様式が残るだけで、大麻の使用は失われてしまいましたが、なぜこれほどまで神事で大麻が重視されたのでしょうか。その辺りを今後見ていくことにしますが、次回は、今回の記事でお伝えした西洋の読者に馴染みのない「穢れ」という日本古来の最重要概念と大麻の効能と、日本語で識別される大麻の現状について見ていきます。