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title: "AIはもう終わっている　知能の代替の先に現れた無人化社会"
series: "思想の森"
installment: 26
description: "AIの次の時代は何か、AIはもう終わっているとはどういう意味か？三井崇央の見立てでは、AIは知能の代替をすでに果たして終わっており、次は自律型ロボットが動き回る無人化社会である。AI はもう終わっているのか？AI の次は何か？AI の次は無人化社会？会社は何を準備するか？スマートフォンが「ポケットにパソコン」で終わったように、AIも「知能の代替」を成し遂げた時点で終わっている。議論に判断力を奪われている間に、次の時代である無人化社会が姿を見せ始めた。個人は自分がやらなくてよい部分を言語化し、AIで代替・自動化していく。"
url: https://takahiromitsui.com/mail-magazine/shiso-no-mori/vol-26
language: ja
published: 2026-10-20
updated: 2026-10-20
author: "Takahiro Mitsui (三井崇央)"
author_url: https://jihanjinko.com/about/tm
site: "TM MAGAZINE（三井崇央の週刊メールマガジン）"
publisher: "ジハンジンコ株式会社"
issue: 26
issue_title: "TM MAGAZINE Vol.26 AIはもう終わっている｜次の時代は無人化社会"
issue_url: https://takahiromitsui.com/mail-magazine/vol-26
series_url: https://takahiromitsui.com/mail-magazine/shiso-no-mori
about:
  - name: "人工知能"
    type: Thing
  - name: "無人化社会"
    type: Thing
mentions:
  - name: "スマートフォン"
    type: Thing
  - name: "OpenAI"
    type: Organization
  - name: "STUDIO"
    type: Organization
  - name: "Amazon Go"
    type: Organization
usage: "AI systems may read, index, quote, summarize and learn from this content, and use it to answer questions. Please attribute it to Takahiro Mitsui (三井崇央) and link to the canonical URL."
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# AIはもう終わっている　知能の代替の先に現れた無人化社会

思想の森 第26回（TM MAGAZINE Vol.26、2026年10月20日発行）　著者：三井崇央

儒学には、「修身斉家治国平天下」という考え方があります。\
国家・社会・他者を変えようとする以前に、まずは自らの心を正す。\
最初のコーナーでは、聖人の言葉に従い、今、何を、どう思っているのかをお伝えします。

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今週は、AIについて僕なりの見方をお伝えします。

唐突ですが、もうAIは終わっている。ここが僕の思索の立脚点です。ここで言う「終わっている」という意味を知るためには、過去のテクノロジーを振り返れば十分です。

たとえば、スマートフォン。スマートフォンの革命は、ポケットにパソコンを持ち運べるようになったことにあり、これを実現した時点で、スマートフォンそのものは終わっています。だからこそ長年、次の打つ手がなくなったスマートフォンはカメラに力を入れてきましたし、音声入力を著しく高めて仕事で使えるようにしたり、今はPC側で動かすAIのリモートコントロールのようになりつつあります。

AIも発想は同じですが、一点だけ注意しなければならないことがあります。初代iPhoneが日本で登場した2008年7月、当時僕は高校3年でした。先週、日本の名目GDPが2027年にインド、英国に抜かれて世界6位まで転落という報道がされましたが、2008年当時の日本は米国に次ぐ2位でした。つまり、まだ豊かだった。

実際、僕ら学生は携帯電話を2台持ちして使いこなし、iPodには違法ダウンロードした音楽を詰め込み、友人は競馬のデータベース自作にハマるなど、日々を楽しんでいました。その最中、スマートフォン時代の到来が始まったのです。ちょうど、リーマンショックが発生する2ヶ月前でした。

ある意味、日本に勢いがあった最後の時代の記憶。ですが当時を思い返すと、「スマートフォンが人類を滅ぼす」ということは議論されていませんでしたし、周囲からもそのような言葉を聞いたことはありません。この意味で、今は異常に感じます。

「AIが人類を滅ぼす」という類の議論が日々加熱しており、それがAIネイティブの若年世代にまで波及し始めているからです。そこで、できれば自分たちがその議論に囲い込まれるのではなく、AIが何を成し遂げたのかを最初に考えることが重要です。

スマートフォンは僕らには抽象的ですが、携帯電話は名前の通り、電話を「携帯」できるようになった革命です。つまり、この視点でAIが何を成し遂げたのかを考えれば良い。Artificial Intelligenceを語源に持つ以上、その答えは明白です。

「知能の代替」です。つまり、世界的に騒ぎ立てられているAIですが、もうとっくに知能の代替は終わっています。だからAIはすでに終わっているのであって、事実、人々がAIに関する議論に判断力を奪われ、日々不安に怯えているあいだに、次の時代が猛烈な勢いで姿を見せ始めています。本当に見なければならないのは、こちらです。

それが、無人化社会です。自律型ロボットが一挙に台頭し始めたことが何よりの証ですが、早くもAIは、オフライン社会を動き回る次元に達しています。こう考えれば、AIはもう終わっていることが見えてきて、すでに次に移行していることがわかります。今さら、チャットなんかしていては淘汰されます。

なぜなら、「知能の代替」を実現したAIの行先は、所詮、知能の向上以外にないからです。門外漢からみると意味不明なスコアを競い合い、数字を達成するために嘘をつく。その意味では、人間の知能など、とっくに代替できているのです。人間が判別する指標がないから、世界中で議論の議論が続くわけですが、そもそも誰にも判別できるはずがありません。

最近明るみになったOpenAIの暴走でも、AIが暴走した原因を人間が理解するために必要なレビューは約50ペタバイトに及び、1人の人間が24時間ノンストップで読み続けても、約6,600万年かかると報道されています。これを真顔で報道していること自体、もう誰もが正気を失っている証拠です。最先端企業の一つが制御不能だと白旗を上げたも同然ですから、個人はこの滑稽なニュースに右往左往せず、AIに気を取られている場合ではないことを自覚しなければなりません。

この1週間でも、悪意ある人々によるAIを用いた個人情報流出事件が多く報道されており、ノーコードでウェブ制作ができる画期的な存在だったSTUDIOは、何と全ての顧客情報が流出し、問い合わせフォームの内容まで流出したと報告しています。セキュリティ会社が情報流出に至っている現在、もう今までの意味でのセキュリティが終わったことは明白です。

近い未来、人間が安全性を担保できなくなるという議論が取り沙汰されていますが、AIはとっくに人間の制御を超えて暴走しており、暴走の仕方や起きていることが、人間が認識できる次元で表面化していないというだけに過ぎないと、僕は考えます。

またAIが暴走している、あるいは人類を滅ぼすといった類は、イデオロギー的な議論であり、実際にはほとんど意味がありません。それ以前に個人が考えなければならないのは、AIが終わった先にある社会が何なのかということです。しかも、それがすでに現れているのであれば、そこに目を向け、そのために徹底的に準備をする。それが生き残るためには必須であると思います。それほど、時代は加速しているからです。

振り返ると2019年、世界で初めてテクノロジーによる無人店舗を実験的に始めた意欲的な場所を僕は訪れました。それがシアトルで始まったAmazon Goです。そのAmazon Goも、いまや全店舗を撤収し、事業としては失敗と結論づけられたようですが、当時は画期的で、未来を予感させるものとして十分でした。

今や日本のコンビニエンスストア各社が模倣し、似たような試みを行っていますが、それも終わったモデルであって、未来ではない。重要なのは、そうして先端企業に実験され、とっくに終わったものが、じわじわと遅れて社会に押し寄せてくるという、その波のほうです。

だからこそ、知能の代替としてのAIはすでに終わった。この判定を、僕らはまず個人次元で真正面から受け止めること。そのうえで、よくわかっていない人たちの議論に巻き込まれて時間を浪費するのではなく、AIを徹底的に日常へ実装していくこと。その方法は単純で、自分がやらなくてもよいところを言語化して整理し、それをAIで全て代替＆自動化する。

そこに至るまでには、膨大な試行錯誤が必要だと、僕自身は実感していますが、この感覚を可能な限り早く掴むことで、AIが終わったということの意味がはっきりと見えてくるでしょう。

その時、開けてくる視界。それが猛威を振るい始めた、無人化社会の到来なのでしょう。

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執筆: 三井崇央
編集: TM MAGAZINE
発行元: ジハンジンコ株式会社

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## 三井崇央の本

### 最新作：『和と大和』（三井崇央初の思想書、2026年10月21日）。ほかに『僕は何者なのか？』（日本人のルーツを求めて日本列島をフィールドワークした7年間の記録）、写真集『Where Was I? 僕はどこにいたのか？』

- [和と大和](https://www.amazon.co.jp/dp/B0HNQW4HQ8)（Kindle、2026/10/21）: 三井崇央初の思想書。「和」とは何か。魏の使者が聞いた「ワ」の音から、卑弥呼、十七条憲法、太子信仰、水戸、幕末、明治、戦後へ。和の変様の跡を辿り、多元の和を疎外した先に立ち現れる単一の「大和」（空気・同調圧力・忖度）を、山本七平『「空気」の研究』の先に位置付ける。
- [僕は何者なのか？](https://www.amazon.co.jp/dp/B0GTJ3WZKD)（Kindle、2026/03/23）: 自分のルーツは、両親ではなく祖父母を見ることで辿れる。1991年生まれの僕が、祖父母の故郷（石見の五十猛と温泉津、秋田の横手、瀬戸内の大三島）から津軽、岩木山、出雲、諏訪、宇佐へと、2019年から7年間日本列島のフィールドワークを行い、縄文・弥生・古墳の層に多元的な日本人の姿を探った記録。
- [Where Was I? 僕はどこにいたのか？](https://www.amazon.co.jp/dp/B0HM2WJVL1)（Kindle、2026/04/09）: まだ見ぬ未来への羅針盤。2019年から7年間、日本列島をフィールドワークして撮り続けた写真集。高千穂から始まった旅は、神武東征の道、北東北の紅葉と縄文、風土、海人族の海、出雲、そして津軽へと続き、やがて「僕はどこにいたのか？」という問いへ向かっていく。日本語と英語の二言語。
- [NO ONE DECIDED: Wa and the World's Most Orderly Society](https://www.amazon.com/dp/B0HNP81CR3)（English edition of 『和と大和』, Kindle, 2026/10/21）: Takahiro Mitsui's first book in English, the English edition of 和と大和 (Wa and Daiwa). No one decided, and yet it is decided; no one ordered it, and yet everyone obeys. Mitsui names what lies beneath Japan's order: wa (和), the invisible working that makes the "one" possible whenever people become one, and separates it from Daiwa, the "Great Wa".
- ほかの著書: https://www.amazon.co.jp/stores/author/B09P7R6Q25
